2008年8月15日

小林和史・甲斐さやかによるアートユニット「outsect」によるファッションブランドが表参道に出店

株式会社UNBINDでは、小林和史・甲斐さやかによるアートユニット「outsect(アウトセクト)」による新たなファッションブランド発信拠点、「outsect maison d’ omotesando(アウトセクト メゾンド表参道)」を8月15日より開店致します。

アートユニットoutsectではこれまで、映像、彫刻、インスタレーション、舞台衣装など様々な分野にて作品を発表してまいりました。近年では、エルメス、ソニーといった大手ブランドや、森山開次、パパ・タラフマラといった著名アーティストへの創作を積極的に行っております。

このたびoutsectでは、過去の大規模展示である「Passion(1st)」・「関係性の衣服(2nd)」に続く作品群として「+Process-過程+」を発表。同時に、本作品群を構成する衣服を中心としたファッションブランドを立ち上げ、渋谷区神宮前にショップおよびアトリエを兼ねたメゾンを出店致します。

ファッションブランドとしてのoutsectは、“母親が子供の成長を祈って作り上げた服の様に、子供や孫にその不変な思いと共に受け継がれてゆく衣服”を目指し、
・いつまでも着続けられる、捨てられることのない、衣服づくり
・着飾るためではなく、身体と思想からの派生としての衣服
・着る人への祈りを込めた、手作りの体温・触感の名残り
というコンセプトのもと、新たなファッションの在り方を摸索していきます。

今後のoutsectに是非ご期待下さい。

■outsectについて

小林和史
デザイナー、アーティスト。1983年イッセイミヤケデザイン事務所にてパリコレクションデザイナーとして勤めたのち独立。ファッションを中心として様々なジャンルで活動を続けている。ピエールカルダン賞、装苑日本テレビ賞など受賞多数。
代表作品に、1998年「エミールガレ×小林和史展」(サンクリノ美術館)、2002年「Butterfly Infection-小林和史展-」など。ダンサー・森山開次、パパ・タラフマラ、室伏鴻、小林嵯峨といった舞台衣装から、エルメスやSONYなどブランドとのコラボレーションも手掛ける。

甲斐さやか
映画作家・ビジュアルアートディレクター。2000年、「BORDER LINE」(東京ビデオフェスティバル・ゴールド賞受賞作品)制作。翌2001年制作の「pellet」がぴあフィルムフェスティバル「準グランプリ」「技術賞」ダブル受賞。翌年Santafeショートフィルムフェスティバルにて「審査員奨励賞」受賞。オーバーハウゼン国際短編映画祭、シネマテキサス国際短編映画祭、ロッテルダム国際映画祭、メディアシティ国際短編映画祭など国内外の多数の映画祭で上映されている。
最新監督作に、ユーミン・フィルムズ「バイバイ、ベアー〜青いエアメイル」。